婚礼レポート

旅行が大好きで、全国各地を訪れた経験がある新郎様新婦様。そのため、おふたりが心の中に思い描かれていたのは、リゾートウエディングでした。江戸情緒が鮮やかに残る水郷のまち・佐原では、歴史と風情に包まれながら“和リゾートウエディング”を叶えていただけるのが魅力。また、佐原商家町ホテルNIPPONIAでは、挙式後の幸せな余韻に浸りながら宿泊していただく当日泊はもちろんのこと、翌日の挙式に向けてゆったりとリラックスして過ごしていただく前泊も可能です。おふたりは大切なご家族とともに過ごすひとときをイメージされながら、佐原商家町ホテルNIPPONIAでのリゾートウエディングをお選びくださいました。

お打合せは、主にオンラインで進められました。画面越しからでも伝わってくる、おふたりの明るくて優しいお人柄。お招きするご家族に心からお楽しみいただけるようにと、常にゲスト目線でご準備くださいました。また結婚式当日は、ただの“食事会”にはならないようにと、自分たちらしさもふんだんに取り入れられたおふたり。新郎様新婦様の大切な想いをご家族へ届けられる一日となるよう、スタッフも心を込めてご提案させていただきました。

挙式は、宴内での人前和婚式をご選択されたおふたり。ご家族に見守られながら、アットホームなひとときを過ごしたいと考えられていたおふたりにとって、ぴったりな挙式スタイルでした。お父様にエスコートしていただきながら、会場へと入場された新婦様。そしてお母様より、『筥迫の儀』が行われました。厳かな雰囲気がありながらも、笑顔が絶えずリラックスしたムードで執り行われた和婚式。ご家族とのかけがえのないお時間が創り上げられていきました。

披露宴では、洋装姿で登場された新郎様新婦様。おふたりの幸せいっぱいの表情に、ゲストも満面の笑みを浮かべていました。鉄道好きの新郎様は、事前にゲストにお渡ししていた手作りの切符に、改札バサミを入れながら入場。おふたりならではのユニークな演出に、ゲストも喜びと驚きを隠せないご様子でした。たくさんのフルーツが散りばめられたウエディングケーキに、おふたりで寄り添い合ってケーキ入刀。その後、ご両家の親御様にお手本バイトをしていただきました。親御様の仲睦まじいお姿に、会場はほっこりムードに。新郎様新婦様のファーストバイトは、おふたりのとびきりのスマイルが深く印象に残る和やかなシーンとなりました。

ゲストに振舞うお料理は、新郎様新婦様がご試食会にて一皿一皿丁寧にご選択。見た目にも美しいお料理が、ゲストのお腹と心を満たしました。また、おふたりのこだわりはお料理・演出のみならず、コーディネートにも。ウエルカムスペースでゲストの目を惹いたのは、日本地図のキャンバスでした。日本地図の周りには、おふたりはもちろん、ご家族やご友人と旅先で撮影された思い出のお写真が。日本全国を測量し、佐原にもゆかりのある“伊能忠敬”をモチーフにしたコーディネートを取り入れられました。

披露宴の後半では、楽器をお手元に妹様と入場された新婦様。おふたりはそれぞれビオラとバイオリンの奏者であり、「ゲストを驚かせたい！」とこの日のためにご準備くださいました。おふたりが奏でる本格的な演奏に、ゲストから惜しみない拍手が。ご姉妹の絆がうかがえる忘れられないひとときとなりました。披露宴の結びでは、大切な親御様に向けて感謝のお手紙を用意されていた新郎様新婦様。おふたりが心を込めてしたためられたお手紙に、会場は大きな感動に包まれました。常にご家族のことを想われながら、今日という日を迎えられた新郎様新婦様。おふたりがご家族を想う心と、ご家族がおふたりを思う心が感じられた、とてもあたたかな一日となりました。